神経内科とはどんな病気を診察する診療科なのか

Q. 神経内科はどのような診療科ですか?

神経内科

神経内科は内科学の一分野である神経学により治療を行う診療科です。

神経内科学とも呼称され、内科学と精神医学の両面から発展した治療法といえます。脳、脊髄、末梢神経、脊柱などを取り扱います。体を動かしたり、考えたり、感じたりする事が上手にできなくなったときは神経内科での診察が良いです。

最近では、心または精神の病気や障害を診察する「神経精神科」と勘違いする患者も増えたこともあり、単に「神経内科」と表記せず「脳神経内科」とする場合が増えています。

なお、同領域を外科学分野では「脳神経外科学」で取り扱います。

主な疾患

片頭痛、めまい、脳梗塞、認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病、てんかん、重症筋無力症、ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎

片頭痛

片頭痛とはその名前の通り、片方の頭が痛くなると書きます。しかし、実際の症状では両側に痛みが出現することがよくあります。また頭だけでなく、目の奥が痛くなったり顔面が痛くなったりすることもあります。片頭痛は女性に多いのも特徴です。しかし、片頭痛を病気だと気づかずに市販の鎮痛薬などで痛みを紛らわせ、約7割の方は診察経験がないというのが現状です。

認知症

認知症はテレビなどでも取り上げられることがあるため広く知られている病気ですが、詳細までは知らないという人が多いのも事実です。認知症の症状と言えば「もの忘れ」や「徘徊」といったイメージがありますが、「記憶障害」「見当識障害」「失認・失行・失語」「実行機能障害・判断力障害」などが該当します。「自分では気付かない」というのが他の病気と大きく異なることです。

日本神経学会では、認知症を「一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態をいい、それが意識障害がないときに見られる」と定義しています。

なお、認知症とアルツハイマー病の違いは、「認知症」は病名ではなく状態を意味します。「アルツハイマー病」は認知症の原因疾患の1つであるということです。アルツハイマー病以外の脳梗塞などの脳血管の病気でも認知症になります。

パーキンソン病

パーキンソン病とは主に50歳以上の中高年に見られる進行性の疾患です。4大症状として「振戦(しんせん)」「固縮(こしゅく)」「寡動・無動(むどう・かどう)」「姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)」があります。簡単に言うと、「手足が震える」「筋肉がこわばる」「動きが鈍くなる」「バランス感覚が鈍る」などが該当します。

また、非運動症状においては、嗅覚低下、便秘、頻尿、睡眠障害、記憶障害なども該当します。

進行性の病気で、一旦発症すると自然によくなったり治ったりすることはありません。

診察

神経内科または脳神経内科は、片頭痛という軽い症状から、脳の異常のために体の動きに障害がでる病気まで幅広く対応してくれる診療科です。

内科と神経内科の違いは、より専門的に神経系を診察できることです

「めまい・ふらつき」、「手や足、顔面、舌などしびれ」の症状が出たら一度診察を受けるのが良いでしょう。

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