世の中には、様々な医療機関があります。医療機関の中でもマッサージをしてくれるところもあります。また医療機関とは違いマッサージをしてくれるところもあるでしょう。マッサージとは。身体の血流をよくすることが目的ですが、大きく分けて2種類のものがあります。1つは病気の治療に必要なものです。よくあるのは、交通事故を起こしてしまい、足が悪くなった場合、足を使うことができないため筋肉がこわばってしまう時があります。この時、医療機関で治療しながら筋肉をほぐすためにマッサージを行うケースがあります。
もう一つは、何となく身体がだるいのでマッサージをしてほしい場合がこれにあたります。よくあるのは、1週間仕事をがんばって身体が疲れたので、週末の夜マッサージをしてもらうケースです。40分4000円程度で全身のマッサージを受けることもできます。リラクゼーションサロンと記載のあるお店が該当します。
この様にマッサージをしてもらえるところは、整体院や整骨院そしてリラクゼーションサロンの3種類が主にあるでしょう。ただ、この3つは似ている部分がある一方で、しっかりと線引きされています。3つの違いを見ていくと、まず『整体院』とは、身体のバランスを整えるところです。例えば、慢性的に肩こりがあり仕事に集中できない場合や、腰痛により眠る時間が少なくなってしまうことがあります。腰痛も、軽度のものならば少しだるい程度で、そのだるさが理由で寝不足になるような事はありません。しかし、ある程度状態が悪くなってしまうと眠ることもできなくなってしまうケースがあります。この場合には、整体師が直接痛みをほぐしてくれます。大抵の場合、腰痛や肩こり等は筋肉がこわばっていることが原因です。関節が型のケースは少なく、9割位は筋肉に問題があります。この筋肉の痛みを和らげるためには、マッサージが必要です。腰痛や肩こりになっている人は、血流が悪くなっていることからだるさや痛みが生じると考えられています。逆に言えば、血流を良くすることで身体の状態をより楽にすることが可能でしょう。そのため、マッサージの資格を持った整体師がマッサージをするわけです。時間はそれほど高くありませんが、10分から20分程度マッサージをすればかなり状態が良くなることがほとんどになります。ただし、整体師の先生は、医療資格を持っているわけではありません。つまりは医師ではありません。もちろん中には、国家医師の資格を取得している人が整体師になり整体院を経営しているケースもありますが、国家医師の資格を取得していなくてもマッサージすることは可能です。ただし、あんまの資格を取得しておくことが必要です。
次に『整骨院』は、怪我に対する治療と考えればわかりやすいです。よくある例は、サッカーや野球などをして怪我をしてしまった場合です。サッカーでボールを追いかけている時、足をくじいてしまい関節を伸ばすようなことがあります。この場合、そのまま放置しておいても治るケースはある一方で、痛みが伴っている場合はそのまま放置しておくべきではないでしょう。この場合には、すぐに整骨院に書き込みレントゲンなどを撮影してもらうべきです。スポーツ以外でも、交通事故がきっかけとなり関節の痛みが生じることも少なくありません。この場合も、整骨院に通うと良いでしょう。ちなみに交通事故の場合は、相手方に対して慰謝料請求をすることができるため、領収書等をなくしてはいけません。接骨院を経営するためには、柔道整復師などの資格が必要です。この資格を取得するためには、2年ないしは3年以上勉強する必要があります。社会人の場合は、仕事をしながら通うことになるためそれ以上の時間がかかることも珍しくありません。しかも独学の勉強ではダメで、専門学校や専門的な術や知識を学ぶことができる大学に通うことが必要です。そのため、この資格を取得するのにそれなりのお金がかかることを理解しておきましょう。また、厚生労働省の方針により、整骨院・接骨院からの保険請求に関する審査が年々厳しくなり続けています。その理由に腰痛、肩こり、首のこり、身体の節々の痛みなど本来は健康保険が適用されませんが、一部の整骨院では、腰痛や肩こりに対して行った施術を「捻挫の治療」などと偽って、健康保険組合に不正請求をしていました。今後は整骨院で受けることができる健康保険適用になる施術や治療は少なくなっていく可能性が高くなるでしょう。
リラクゼーションとは、リラックスを目的とした場所です。アロマを使って身体をリラックスさせてくれるお店もあります。アロマは、精神を和らげる働きがあり、リラックス効果を得るわけです。それと同時にマッサージをすれば、血行が良くなり身体の免疫力を高めることができます。リラクゼーションサロンは、スポーツによる怪我や交通事故等による怪我をしていなくても通うことができます。言ってしまえば、毎日仕事が忙しくストレスが溜まり精神的に弱っている時リラクゼーションサロンに通っても良いわけです。もちろん、スポーツで怪我をした人や交通事故にあった人がリラクゼーションサロンに通うのも問題ありません。ただし、リラクゼーションサロンを経営している人やそこで働いている人は、あんま師などの資格を取得する必要はありません。店舗を経営する許可は必要になるものの、国家資格を一切必要としないわけです。そのため、マッサージをする人によって腕前がずいぶんと異なるケースがあります。「誤ってツボを強く刺激してしまった」「刺激するツボを間違ってしまった」など施術ミスでおこる『揉み返し』になる可能性もあります。一時的に揉み返しが起こった後に体がスッキリと軽く感じたりすれば問題ありませんが、炎症を起こしてる状態で痛いという感覚が続くようであれば整形外科で診てもらうのがよいでしょう。手軽に行ける分、そういうことが起こることも認識しておきましょう。