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グーグルの口コミ評価の信憑性-病院にレビューを書き込まれた

GoogleあるいはGoogleマップではユーザーが訪れたことのある場所についてクチコミを投稿することできます。業種は問わず会社、飲食店、洋服店、美容院、そして病院やクリニックなどGoogle マップに載っていれば大概のスポットに口コミすることができます。

余談ですが、「口コミ」と「レビュー」の違いは、「口コミ」とは物事の感想や評判などの噂を口伝えに広めることを意味します。英語では「word of mouth」。一方、「レビュー」は評論・批評を意味します。英語でも「review」。インターネットにおける口コミは、人から聞いたウワサを人へ広めるという意味合いは薄く、自分の評価を掲載する意味買いが強いためレビューと表現した方が適切と言えるかもしれません。ただ、口コミという表現の方がわかりやすいため下記については口コミと表現します。

病院を経営している場合には、様々な口コミや評判が重要になります。口コミや評判が良ければ、それだけたくさんの患者さんが来てくれるため、繁盛することになるでしょう。

これに対して、病院を探している場合、あるいた近隣で診察を考えている場合でも口コミや評判が重要になるところです。探している人は、初めて通う場合ならばその先生の腕前によって自分の身体の状態が悪くなることもあるからです。逆に、とても良い先生に出会えたと言う人もいるはずです。これらは、事前に口コミなどを参考にすればより選びやすくなると言えます。

口コミや評判等は、グーグルで検索すれば出てくることも少なくありません。大きなところほどたくさんの評価がされており非常に参考になる一方で、小さな病院も口コミや評判の数は少ないですがいくつかの評価がされていることがあります。このように、客観的な評価があれば病院側もそして患者側も参考にすることが多いはずです。

ただ、これらの情報が本当に正しいかはなかなか判りません。中には、嘘の情報が含まれているケースもあります。

嘘の情報が含まれている理由の1つは、その病院がお金を払って良い口コミをかかせようとしている場合があるからです。それが利益に直結するならば、嘘の口コミを書かせようとすることがあるかもしれません。また別の場合は、近くにあるライバルの病院が意図的に悪口を書いて評判を落とし自分のほうに患者さんを引き寄せようとするパターンもあります。

いずれの場合も悪質ですが、なかなかこれを見分けるのは簡単ではありません。ですが、ある方法を使えばその信憑性を正しく判断することができます。

グーグルの評価を正しく知る方法の1つは、具体性があることです。口コミや評判等の評価は、具体的な内容が書かれていれば概ね信憑性は高いといえます。風邪をひいて治療した場合でも、どのような先生が担当してくれたかといったことや待合室の雰囲気などを教えてくれるならば概ね正しい情報といえます。

逆に、単によかったあるいは悪かったなどの感情論だけで述べられているものは、あまり信用できません。


2つ目は、評価が非常に短いものはあまり参考にならないことが多いでしょう。例えば、30文字程度しか書かれていない場合です。この場合は、具体性もないケースがほとんどですが、文章が短すぎて評価のしようがないわけです。最低でも、100文字以上書かれているものならば信憑性は高いといえます。


3つ目は、書き込みのあった時期がバラバラになっているかどうかです。よく、お金などで人を雇い口コミを書いてもらうパターンもありますが、そのような場合は同じ日付やわずか数日の間にたくさんの書き込みがあるわけです。この場合には、あまりその情報を信じない方が良いでしょう。例えば、口コミが30件しかないのに、同じ日付のものが15件ぐらいある場合がこれに該当します。何か特別な理由でその日まとめて書き込みがあったならば別ですが、そうでない場合は信じない方が良いでしょう。


4つ目は、正しい日本語で書かれているかも重要な判断基準になります。よく、外国の人に口コミを依頼し片言の日本語があり、片言の日本語の口コミが数件ほど続いているようならば正しい判断をすることができません。それは単に文章が読みにくいからという理由よりも、お金を払って嘘の内容を書いてもらっている可能性が高いといった理由です。

しかし注意をしておきたいのは、片言の日本語だからといって必ずしもそれが信じられないわけではありません。実際に、日本人ではない人が本当に風邪や怪我などで通い正しい内容の評価をしている可能性もあります。具体性があるかといった点も併せて見ていくと、真実の部分が徐々に見えてくるかもしれません。


5つ目は、ビックリマークや「おすすめです」などの言葉が頻繁に使われている場合です。ビックリマークは、具体的な内容がない時に使いたがる傾向があります。「おすすめです」と書かれている場合に関しては、必ずしも内容が信じられないわけではありません。しかし、なんら具体性がない場合には怪しいと考えて良いかもしれません。何故かと言えば、具体的な内容がないならばお勧めできる事柄もないはずです。人が何かを勧める場合には、何らかの良い印象があった場合です。

例えば、そこで働いているスタッフがわからないことでも丁寧に教えてくれた場合や、先生が非常に優しく、こちらの話をじっくり聞いてくれた場合などです。このように、勧める理由が明白ならば良いですがそうでない場合は、信憑性は高くないと判断して良いです。


逆にその書き込みの評価を信用して良いのは、画像が貼られている場合です。院内の画像を張ることは難しいですが、もらってきた薬などを撮影してそれを貼り付けているならば十分信用できるといえます。あるいは、領収書等を貼り付けている場合も本当にそこに通ったことが理解できます。

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