コロナうつとは、コロナウイルス感染あるいはそれに伴う予防・対策において過度なストレスを受け気分が落ち込む状態、または不安な精神状態にある軽度の鬱状態のことをいいます。
中国の武漢から患者が広がったとされるコロナウイルスが、世界中に拡散して世界中でパンデミックが引き起こされていますが、日本でもコロナが政府の入国制限の失敗によって蔓延してしまいました。
そんな中で企業も感染予防のために、在宅勤務を行なったり、ステイホームや緊急事態宣言や3密対策や旅行や飲食の制限などが行われ、不安やストレスを感じている人も増えています。TVの報道番組や新聞やSNSでも、コロナ疲れやコロナによるストレスやコロナうつという言葉がささやかれるようになってきました。そこでコロナうつとはどんな病気で一般的なうつ病とはどう違うのかや、その病気の予防と対策について以下で説明します。
コロナうつという言葉は最近聞かれるけど、一般的なうつ病とどう違うのかや同じものなのかについて気になる人も多いはずです。抑うつとは自分の嫌な事ややりたく無い事を押し付けられた時に気分が暗くなるような誰しもが感じた事のある軽いものから、投薬しなければ改善しない最悪自殺のリスクを伴ううつ病まで様々なものがあります。
通常人間にはストレス耐性があって、その抵抗力がストレスの負担に耐えられるレベルまでなら、自然回復します。しかしそのストレス耐性の限界を上回るほどのストレスを受ければ、自分一人の力では元に戻す事が出来なくなります。この状態の事をうつ病と言います。
ストレスはその人によって感じる事が違いますが、一般的に理不尽と感じる納得できない圧力を受けたり、受験や恋愛などで失敗して挫折した時に感じます。そしてコロナうつとは、うつ病ほどは重くはないですが、ストレスによる抑うつ状態で、コロナによるやりたい事が出来ない行動制限と収入が減ったり職を失う不安などの心理的な負担が原因で発症します。
コロナうつになるとどんな症状が出たり、どのような特徴があるのかと言うと次のようなものです。上記でも説明しましたがコロナうつは、緊急事態宣言による県外への移動やお酒を伴う複数人の外食の自粛や旅行自粛などや、ワクチンの開発やその効き目や副作用の不安や、いつまで収束しないで続くかが解らないなど様々なストレスが要因となってます。
いざコロナに発症したら、どのように対処すればいいのかや、医療崩壊でちゃんと治療してもらえるのかや感染してもいないうちにかかったら家族や周囲に迷惑が掛かるなど様々な不安も要因と言えます。こういうストレス要因自体は、人類がコロナウイルスを完全に克服しない限り無くなる事はない点がコロナうつの特徴で怖い理由です。
コロナうつは、ウイルスの感染リスクがある環境にいたり影響を受けている場合には、誰でも発症する可能性があります。コロナうつは正式な医学用語では無いですが、いったいどのようにかかっているのかをチェックすればいいのかと言うと、次のようなチャック項目が存在します。
今までマスクを付ければ外出できたのに、感染するリスクが怖くなって仕事はもとより買い物で実店舗に行けなくなったり、我慢して外出したら心臓の鼓動が高まって過呼吸を引き起こされたり日常生活に影響が出ている時には疑いがあります。それ以外にも外食業界で働いていて、TVの報道番組でこのままでは持たないと同業者がコメントしているのを聞いたり、実際の倒産件数や潰れた店の映像が流されて不安を感じて不眠が続いたり気分がずっと塞がったり好きな趣味をやっていても楽しめない状況になっていたら疑わしいです。
そして不眠が続いたり、気分が塞がって何をやっても楽しめない状態になって日常生活に支障が出た場合には、精神科や心療内科などの心の病を診察してくれる病院で診てもらう事が有効です。
雇用者にとっても、従業員のコロナうつは生産効率を落としたり離職に繋がりかねないので対策が必要です。緊急事態宣言が出ているのに、製造業や飲食業やデパートなどの店舗スタッフの場合は、制限前と同じように出勤する必要があります。そういった職業の場合には、在宅勤務以上にストレスを感じるケースが多々あります。
例えば通勤ラッシュや、換気が不十分なオフィスで働かされるのはそれだけで感染リスクが高まり、ストレスを与えてコロナうつの発症リスクを高めてしまいます。そういった職場の経営者ができる予防と対策は、時差出勤を取り入れてラッシュを避けて通勤できるようにする事があります。
オフィスのデスクをアクリル板で遮って、ソーシャルディスタンスを守ったり、産業医を常駐させてマスクの着用の徹底を指導してもらったり、アルコール除菌を徹底するなど感染リスクを下げる事で、予防する事ができます。在宅勤務を行っている職場では、通勤をしなくてもよくなって楽に感じますが、代わりに運動不足に陥ったり、仕事中の家族や子供の声が仕事の集中を阻害してストレスを感じさせて発症リスクが高まります。産業医などが、在宅勤務をしている従業員の悩みやメンタルケアを行なったり運動指導などを行う事で予防できます。