低血圧と高血圧の特徴の違いと原因

低血圧と高血圧では一般的に高血圧の方が注目されがちですが、血圧が極端に低くなった場合にも問題があります。ここでは低血圧と高血圧の特徴や、原因と対策についてわかりやすく解説しています。

血圧が以上に低下した低血圧は、場合によってはめまいや失神といった症状が出ることもあります。そもそも血圧とは、心臓から流れている血液が血管を押す際の圧力の事です。心臓から押し出している力と血管を通る際の流れにくさによって変わってきます。血圧には上と下がありますが、これらは心臓が収縮したときと拡張したときの圧力のことでそれぞれ異なった意味があります。上とは心臓が縮んで、最も高い圧力がかかった時の数値です。反対に下は心臓が広がって、圧力が最も低くなったときの値となります。

一般的に正常と言われているのは上の血圧が120mmHg未満、下が80mmHg未満です。これらのどちらにも当てはまっていると正常とされています。これらを超えると高めであると言われていて、場合によっては治療をする必要がでてきます。しかし低い場合には明確に決まりがあるわけではありませんが、一般的には上の血圧が100mmHg未満の場合に低血圧とされていることが多いです。高すぎる場合と比較するとあまり注目されることがないかも知れませんが、血圧は低すぎても問題が起こります。というのも血液を送り出す圧力が弱いと、全身に血液が十分に行き渡らなくなってしまうことが考えられるからです。全身を巡る血液には酸素や栄養を届けたり老廃物を取り除いたりする機能がありますが、これらが正常におこなわれなくなってしまいます。そうすると細胞や臓器が損傷を受けてしまうことにもなりかねません。体の中でも最も高い位置にある脳が、最初に機能不全になり、めまいやふらつきが起こったりします。特に起立している状態では起こりやすく、場合によっては失神する事もあるのです。

低血圧には原因がはっきりとしない本態性低血圧というものがあるほか、急に立ち上がったことが原因で起こる起立性低血圧というものもあります。これらのほかに薬や病気によっておこる、二次性低血圧というものもあります。医師の診察を受けることが大切ですが、それ以外に自分で対策をする場合にはまずは食事を見直すのがおすすめです。栄養バランスを考えた食事を、1日3回食べるようにします。不足しがちなたんぱく質やミネラルなどをしっかりとるようにします。また危険のない程度に、少しずつでも筋トレやウォーキングなどをして運動をすることも大切です。

次に高血圧についてですが、高血圧は血圧が高い状態のことです。前述したとおり、正常な血圧は上の血圧が120mmHg未満で、下の血圧が80mmHg未満とされています。これを超えると高めとなりますが、たった1回測って高かったからと言って高血圧ということにはなりません。何度も測定しても正常より高い値が出て、上が140mmHg以上になったり下が90mmHg以上になったりするときは高血圧と言われています。正常値の場合は上と下のどちらにも当てはまる必要がありましたが、こちらの場合では上か下のどちらかが基準を上回っているだけだとしても高血圧となります。血管にかかる圧力が高い状態が続いていると、動脈硬化のリスクが高まるので注意が必要です。動脈硬化は血管が硬くなる状態で、脆くなってしまいます。さらに動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などにも繋がりかねないため、リスクを避けるためにも対策をする必要があるでしょう。高血圧の原因には様々なものが考えられます。中でも良く知られている原因の1つに挙げられるものには、まず肥満が挙げられます。体が太ると、隅々まで血液を届けるためにそれなりの圧力が必要となります。一度に送り出す血液の量が増えるため、血圧も上がることになるのです。また塩分を摂り過ぎることも、上げる原因の1つです。塩辛いものを食べすぎると、血液の中にある塩分の濃度が高くなってしまいます。そうすると濃度を下げるために必要な水分が体に溜まりやすくなり、血液量が増えるのです。これによって血圧が上がってしまうことになります。さらにストレスや喫煙も、原因として考えられています。ストレスを受けて交感神経が活発になると、心拍数が上がり血圧が上がるのです。またタバコを吸うと末梢血管が収縮し、細くなるため圧力がかかりやすくなります。

高血圧の対策として、医師の診察を受けて治療をすることが大切です。その他には、まず食生活を改善させることが挙げられます。前にも述べたように塩辛い食べ物を摂り過ぎると血液の水分量が増え、血圧が高くなってしまいます。この状態を改善させるためには塩分の摂取量を減らすことが大切です。さらに肥満の場合ダイエットをして適切な体型にすることが対策になります。

低血圧・高血圧それぞれの特徴、原因と対策についてわかりやすく解説しました。異常がある場合には必要に応じて医療機関にかかることをおすすめします。

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