かかりつけ医の必要性とメリット

Q、かかりつけ医とは何ですか?

近年ではかかりつけ医を持ちたいと考える人が増加傾向にありますが、そもそもかかりつけ医とはどのような存在なのかというと、病気になった時や健康に不安が出てきたときに、すぐに相談することができる自分にとって一番身近な医者のことを指します。一般的な治療を行う地域の病院などのことを指しています。

国や日本医師会によると、何でも相談することができ、最新の医療情報を熟知し、必要専門の医療機関を紹介することができ、頼りになるクリニック、また診療所、一般的な保険や福祉を担う総合的な能力を有する医師と定義されています。

つまり簡単に言うと、病気の診療を行うだけではなく、総合的な能力を有することが求められるということです。特に患者が高齢者である場合には、医療と介護の連携は必要不可欠です。

かかりつけ医のメリットにはさまざまなものがあげられますが、その一つが病気や健康の問題を気軽に相談できる点です。かかりつけ医は一般的に病気や症状などの知識を備えているため、専門分野だけではなく、自分自身のさまざまな健康問題について相談することができます。将来の心配や延命措置、高齢者が不安に思っていることなども相談に応じてくれるでしょう。

二つ目のメリットは的確な診断を受けられることです。継続的に診療を行っていくので、患者の心身の状態やこれまでの病歴、日々の生活習慣などを踏まえた上で対応してくれます。大きな病院では検査をする際にも予約が必要となり、すぐに検査を受けることはできませんが、かかりつけ医の場合にはすぐにしてもらえる可能性も考えられます。高齢者の場合には、家族が離れて暮らしていると認知症の初期症状などがあっても見逃してしまいがちですが、このような初期の症状にも気づいてくれる可能性が高まります。

三つ目は高度な医療機関との連携がスムーズに行えることです。診察を行っていて、場合によっては専門的な治療が必要だと判断されることもあるでしょう。このような時はすぐに紹介状を書いてくれて、適切な医療機関につなげてもらうことができます。専門的な治療が必要だと判断されたときに、患者や家族が病院を探すケースも見られますが、かかりつけ医が診断してくれれば、効率よく適切な医療機関につなげてもらえます。専門医からの診断の結果や治療内容などもかかりつけ医にフィードバックされるので安心です。

四つ目は主治医の意見書や指示書などを書いてくれる点です。例えば要介護認定などを申請する場合には、主治医意見書を書いてもらうことができます。この時にかかりつけ医がいなければ、市区町村が指定する医師の診察を受ける必要があり、これでは一回の診察で正確に意見書を書いてくれるかどうかはわかりません。介護が始まった場合にも必要に応じて意見書などを作成してくれるので、非常に安心といえます。

五つ目はケアマネジャーと連携してくれることが挙げられます。医療法をケアプランに、また治療方針などにそれぞれ反映してもらうことができます。そのほかにも在宅医療を行っているかかりつけ医であれば、そのまま看取りまで担当してくれる可能性も考えられます。万が一の場合には死亡診断書を書いてくれるので、万が一の際にも安心です。

このようにかかりつけ医を選ぶことにはたくさんのメリットがあることがわかりますが、これからどうやって見つければよいのかわからないという人も多いかもしれません。かかりつけ医の選び方としては、まず最初に幅広く診察できる内科医を選んだほうがよいと言われています。内科の医師の中には消化器系や循環器系、心療内科と様々な専門分野を持っている人が多いですが、これから新たにかかりつけ医を探す場合には、自分が不安のある病状の専門分野の内科医を探すことが求められます。

内科の病気は定期的に通院していないけれども、整形外科に長年通院しているという人も多いかもしれません。このような場合には、かかりつけ医は整形外科医を選ぶのが望ましいと言えるでしょう。たとえ整形外科医でも内科的なことにも深い知識があり、何でも相談してほしいと考える整形外科医も多く見られます。

具体的な見つけ方としては、まず最初に風邪や予防接種の時に受診してみることが求められます。受診して対応を見なければ分かりません。風邪の症状や予防接種などの際に気軽に初診を受けてみることが大切です。また特定検診を受けてみるのも一つの手段といえるでしょう。

検診の案内書には地域の病院のリストがあるので、近くの診療所や病院など新を受けてみます。検診では問診も行われるので、この時の印象が良ければかかりつけ医の候補とするのが望ましいです。そして近所の口コミやインターネットで調べるなどの方法も一つの手段です。

探す際の注意点としては、通いやすく地域に密着しているか、本人との相性がよいか、患者の健康状態の把握に努めようとする姿勢があるか、往診や夜間連絡について確かめることも重要です。

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