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高速道路でしてはいけない危険運転以外のセブンルール

高速道路での事故は生死を分けることもあるため注意が必要です。毎日どこかで事故が発生し、それにともない事故で負傷した人が病院に運ばれてきます。一般道路と比較して高速道路は速度が速いことから事故も大きくなりがちです。

高速道路を頻繁に利用する人はもちろん、普段高速道路を利用しない人も、あらためて確認しておいた方がよいルールをこの機会に覚えておきましょう。

危険運転

まず、一般的な危険運転としては、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」が平成25年11月20日に成立し、26年5月20日から施行されています。飲酒運転等、悪質な運転で死傷事故を起こしても刑法の危険運転致死傷罪の要件に該当しなかったのが危険運転として認められることになり、危険な運転をした者には罰則が設けられています。

  • ①アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
  • ②その進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させる行為
  • ③その進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させる行為
  • ④人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
  • ⑤赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
  • ⑥通行禁止道路(道路標識等により車両の通行が禁止されている道路又はその部分)を進行し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為

上記のほかに、

  • ①車の通行を妨害する目的で、走行中の車(重大な交通の危険が生じることとなる速度で走行中のものに限る。)の前方で停止し、その他これに著しく接近することとなる方法で自動車を運転する行為
  • ②高速自動車国道又は自動車専用道路において、自動車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の前方で停止し、その他これに著しく接近することとなる方法で自動車を運転することにより、走行中の自動車に停止又は徐行(自動車が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。)をさせる行為

も加わり、「あおり運転」が罰則の対象となりました。

セブンルール

では、ここからは教習所でもちゃんと教えてくれない7つのルールです。危険運転をすることはアウトだとみんな知っています。しかし、それ以外のルールは意外と知らないで走っている人がいるのが下記のルールです。覚えておきましょう。

1,右側車線を走り続けない

2車線ある道路は右側が追い越し車線になります。追い越し車線を走り続けるのはアウトです。前の車を追い越したらすみやかに左側車線に戻ってください。初心者や老人の運転者によくある事例です。なお、これは一般道路でも同じくアウトです。これを知らないで追い越し車線をゆっくり走り続け後続車からあおり運転をされたと勘違いする運転初心者もいます。右側は追い越す以外は走行してはいけません。講習所では高速道路の授業が少なく覚えていない人が多いのが特徴です。

2,渋滞を見つけたらハザードを付けながらブレーキを踏む

高速道路はGWやお盆休み、年末年始の時に渋滞が起きやすくなります。走行している前方に渋滞の最後尾が見えたときはハザードを付けならがブレーキを踏むことで後続車に渋滞を知らせ、追突の事故を未然に防ぐことができます。渋滞最後尾に停止している車に追突する死亡事故はよく発生しています。

3,カーブはブレーキを踏んでから曲がる

何をいまさらという感じですが実は事故の原因に多いのが曲がり切れずに衝突する死亡事故です。高速道路はスピードが出ているため一般道路と同じ感覚で曲がったけど曲がり切れなかったという事例です。特に誰かを乗せて走行している時は重量が増えているため曲がりにくくなります。カーブに差し掛かってからブレーキを踏むのはアウトです。カーブが見えたら十分に減速をして、ゆっくり曲がりながらカーブの途中からアクセルを踏むのが正しい曲がり方です。くれぐれも同乗者全員が死亡とはならないよう気をつけましょう。

4,連なって走らない

高速道路でたまに車間距離が詰まった何台もが連なって走行していくのを見かけます。この連なり走行は危険です。何かの弾みで先頭車両が急ブレーキを踏むと後続車はブレーキを踏んでも間に合わず次々と追突していく「玉突き事故」が発生します。特にトラックとトラックの間で走行している場合はかなり高い割合で死亡者が出ます。そんなことにならないように車間距離が短く連なっている場合はどちらかの車線により回避することで未然に事故を防げます。

5,いかなる理由でも道路上で停止しない

高速道路を走行中に車の異常が発生することがあります。タイヤが破裂してしまう現象「バースト」、エンジンの発生熱量が冷却性能を上回る「オーバーヒート」、ガソリンがなくなってしまう「ガス欠」、急な発作などの「急病」などいろいろありますが、いかなる理由であっても走行車線で止まるのはアウトです。トラブルが発生したときは落ち着いてハザードを点滅させ後続車を確認しながら路肩に寄せていってください。路肩に停止したあとは可能なら路肩のさらに外に出て待機してください。車両トラブルで追い越し車線で止まっている車を見たことがありますがかなり危険です。高速道路を運転する人間の心理として料金所以外で車が停止していると考えておらずブレーキを踏む判断が遅くなることがよくあります。実際に停車している車に追突した死亡事故はよく起きています。なお最近はあおり運転が問題になっていますが、あおり運転の車両が前方に止まっても道路上にも路肩にも絶対に止まってはいけません。警察に電話しながら停止しない速度でハザードを点滅させながら走行してください。

6,運転以外のことはしない

運転初心者は特にですが、頻繁に運転する人でもしがちなことですが、運転以外のことは基本しない方が良いです。カーナビの操作、音楽のチェンジ、ラジオのチェンジ、飲み物を飲む、煙草に火をつける、などなど普通にしてる人も多いですができることならサービスエリアで済ませるのが賢明です。どうしても運転以外のことをするときは前方に車がいないことを確認してください。高速道路は一般道路よりも速度が出ています。時速100kmの車は1秒で28m進みます。脇見運転をしていて「あっ」と思った時はすでに遅くあなたは事故を起こして死ぬかもしれません。運転中のわき見は死に直結すると思って下さい。

7,割り込んでしまった時はハザードで感謝を伝える

高速道路の合流地点あるいは走行中に後続車に気づかず強引な割り込みになってしまった場合、ハザードを2・3回点滅させて下さい。これは正式な使用方法ではありませんが、割り込んでしまった場合、お礼と感謝の意味を込めてハザードを点滅させるのが暗黙のルールであります。正式な使用方法ではないため教習所では教えていません。これは高速道路だけではなく一般道路でも使えます。このハザードを点滅させなかったために後続車の怒りを買うことになりあおり運転をされた事例はよくあります。知らないよりは知っておいた方が良いルールと言えます。

事故は未然に防げる

事故現場にもよりますが高速道路は一般道と比べて救急車の到着が遅れる傾向にあります。そのことを知った上で走行しましょう。

車の運転は常に危険と隣り合わせです。慣れてくると忘れてしまったりもしますがハンドルを握るときは自覚をもって運転することが大切です。いかに未然に防止するか、いかに被害を最小限にとどめるか「危険予測」しながら運転するだけで事故は防げます。

実際、私も一般道路はもちろん、高速道路を何度も走っていますが事故を起こしたことは一度もありません。高速道路の事故は「あの時ああしておけば良かった」という後悔ができないことも多いです。なぜなら死亡事故へとつながりやすいからです。

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