インターネット検索サイト「Google（グーグル）」の主要サービスである「Googleマップ」。お店や施設など、自分が行きたい地域や場所をグーグルで検索するとその場所がGoogleマップ上に表示されます。日本国内はもちろん、世界中のあらゆる場所をインターネットで見ることができる便利なサービスです。
しかし、「あれっ、自分では登録していないのに何でお店が掲載されているの？」と思ったことがあるという人もいるのではないでしょうか。Googleマップ上に自分のクリニックや病院が勝手に登録され、しかも、高評価の口コミならまだしも低評判の口コミを書かれてしまってはクリニックの運営に影響しかねません。そして何より気分が良いものではありません。
「Googleマップに店が勝手に登録された！」を解説していきます。
Googleユーザーであればスポット情報を登録できる
Google検索またはGoogleマップのスポット情報は、グーグルでアカウントを作成した「Googleユーザー」であれば、誰でも登録できます。第三者がクリニックの情報を掲載することができます。クリニックや病院のオーナーである必要はありません。
Googleローカルガイドで下記のように記載があります。
ローカルガイドは、Google マップでクチコミを投稿したり、写真を共有したり、質問に回答したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティです。旅行の目的地、レストランやショップ、アウトドア施設やテーマパークなどを選ぶときに、多くのユーザーがローカルガイドのクチコミ情報を参考にしています。
Googleローカルガイド
また、
ご自分の Google アカウントで登録し、現在地を選択します。Google マップで、場所に関するクチコミや写真の投稿、場所の追加や編集、情報の更新を行うたびにポイントが加算され、新たな特典が受けられるようになります。
ともあります。
Googleマップの地図サービスは、衛星画像データ、世界 1,000 以上の第三者機関、そしてGoogleユーザーから集めた情報を検証し、精査してつくられいます。進化を続ける世界において正確にモデル化し、デジタルマップに反映させることがGoogleマップの役割なのです。その情報の一部をGoogleユーザーから集めているといえます。また、それらを投稿してくれたユーザーにはポイントなどの特典をサービスとして付与しているということです。
Googleマップに違法性はあるのか
Googleは「インターネット上に掲載されている情報、対外的に告知している公共情報に許可は要らない」との見解を示しています。
インターネットやSNSで誰もが口コミや評判を発信できる時代であり、かつ口コミサイトがインターネット上に多くあることから問題がないとしています。
また、すべての口コミを反映させているわけではなく、誹謗中傷の口コミに関しては削除依頼により削除することが可能となっています。
ただ、登録もしていないのに情報を書き換えられたり、評判の悪い口コミを書かれるのはまったく問題がないと言えば、やはりそうとは言えないとする意見があるのも事実です。
「Googleマイビジネス」にオーナー登録
では、Google及びGoogleマップで自分のクリニックや病院が勝手に登録された場合、どうすればよいのか。
それにはあなた自身がオーナーになり情報を修正する他ありません。
まず初めにグーグルでアカウントを作成したGoogleユーザーになることが最低条件です。
次に、Google検索結果またはGoogleマップであなたの変更したいスポット情報をみると、「情報の修正を提案 · このビジネスのオーナーですか？」とのリンクがあります。
そこでオーナー登録の手続きをすることであなた自身でスポット情報の修正をすることが可能となります。オーナー登録やクリニックの情報管理に関する費用は無料です。
登録方法
1、グーグルでアカウントを作成
2、「情報の修正を提案 · このビジネスのオーナーですか？」をクリック
3、Googleマイビジネスの画面にて「管理を開始」をクリック
4、オーナー確認の方法の選択画面にてオーナー本人である確認作業手続き
5、登録から一か月以内にGoogleから登録住所に確認コードの記載されたハガキの郵送されてきます。
6、ハガキに記載されているURLにアクセスし、確認コードを入力したら「確認」の青いボタンをクリックします。
7、オーナー登録完了
上手に利用するのが賢明
Googleは世界一の検索エンジンであり、世界中の人が利用しています。どこに行くにもGoogleマップを開けば情報を見ることができます。
オーナー登録することで、Googleマップに表示されているクリニックのプロフィールを管理できるだけでなく、認知度を向上したり、顧客とのコミュニケーションを図ったりすることができるようになります。
上手く利用すればアクセス数が増え、売上も上がります。この機会に利用を考えてみるのもいいかもしれません。